ABOUT
徳島からポルトガルとの架け橋に
徳島ファド会は、2006年にスタートした徳島ファド教室に端を発する民間団体です。ヴェンセスラウ・デ・モラエス氏とゆかりがあり、ポルトガルはレイリア市との姉妹都市である徳島市から、ポルトガルの伝統的大衆歌謡『Fado(ファド)』を紹介し、魅力の普及とともに、次世代への継承を目的に活動しています。月例コンサートやレコード鑑賞会、歌唱・伴奏の練習会に加え、学校・ホール・カフェなどからの出張演奏や講演依頼にも対応しています。専門的になりすぎず、初めてファドに触れる方にも親しみやすい解説とステージ構成で、徳島から世界の音楽文化への架け橋となることを目指しています。

HISTORY
モラエスさんを顕彰しよう
徳島ファド会の原点は、一人のポルトガル人文筆家との出会いにあります。約30年前、東京で手に取った講談社学術文庫『徳島の盆踊り』の著者である、ヴェンセスラウ・デ・モラエスその人です。ポルトガルの海軍士官で、外交官となって世界各地を巡り、最終的には神戸で総領事として長く赴任。退官後は徳島へ移り住み、余生の約16年間をこの地で過ごした彼の人生との出会いによって、ポルトガル文化を身近に感じるようになりました。
さらには、徳島市とポルトガル・レイリア市が姉妹都市であることを知り、「モラエスのことや、徳島とポルトガルをつなぐ文化のことを、もっと多くの人に知ってもらいたい」という思いが芽生え、ポルトガルの伝統的大衆音楽『Fado(ファド)』に行きついたのでした。アマリア・ロドリゲスの歌声に魅了され、独学でファドへ挑戦し始めますが、ボサノバとは異なる発音や歌唱法に苦戦する日々が続きました。
会発足、月例練習会を14年間継続させる
徳島へ帰郷後の2004年、ファド関連の情報へアプローチし続ける中で、リスボン市ファド博物館公認アンバサダーの月本一史氏と出会い、2005年に大阪で初めてファドのライブを鑑賞。さらに阿南市でファドを歌っていた神野氏とも縁がつながります。
2006年「せっかくなら徳島でも一緒に練習しよう」という自然な流れから、現在の徳島ファド会の前身となる「徳島ファド教室」が誕生しました。外部講師に月本一史氏を招き、以来14年間、徳島ジャズストリートへの出演など活動の場を広げながら、コロナ禍の一時停止までに全167回の練習会を開催し続けました。
パンデミックにより一時活動を休止しましたが、2022年、月本一史氏のアルバム『レンダ・デ・ギタリスタス』発売記念ライブを機に再始動。同年には徳島ジャズストリートも復活し、演奏活動を本格的に再開させます。
徳島ファド会メンバーによる大阪関西万博への出演
2023年7月、徳島市内のマデイラワインバー・カゼッタを拠点に、毎月のファドコンサートをスタート。2025年、月例会レギュラー伴奏者の青山が大阪・関西万博ポルトガルパビリオンのレジデンスミュージシャンとして、53日間の演奏公演を行いました。
2026年には徳島ファド会設立20周年、月例コンサートは3周年を迎え、県外での出演や講話のご依頼など、活動の輪は着実に広がっています。
徳島ファド会は、単にファドを歌う団体ではありません。徳島とポルトガル、二つの土地を結ぶ文化の架け橋として、モラエスが見つめた「徳島」と、ファドが歌い継いできた「サウダーデ(郷愁・想い)」の心を、音楽を通じて未来へつないでいくことを目指しています。
活動実績
2006年
ファド練習会を主催(以降コロナ禍までの14年間で全167回開催)
2019年
徳島市・レイリア市 姉妹都市提携50周年記念事業への出演
2023年
月例コンサート企画・公演(以降毎月)
2024年
徳島大学 日ポ交流480年記念 公開講座での講話・ミニコンサート
2025年
徳島日本ポルトガル協会総会でのミニコンサート
大阪・関西万博2025ポルトガル館でのギタラーダ演奏(53日間)
2026年
徳島華道連盟青年部総会での講話・ミニコンサート
在徳島名誉領事就任記念祝賀会でのミニコンサート
茨木市文化子育て複合施設おにクル内プラネタリウムでのギタラーダ公演
毎年 徳島ジャズストリート出演(年二回)
他多数
MEMBER
松岡哲也
代表・ファド歌手・ラジオ司会者
徳島ファド会主宰。2006年より故モラエス顕彰のためにファドを歌い始める。徳島大学や華道連盟での講演&ミニコンサートや、徳島市×レイリア市の姉妹都市締結50周年イベントでの歌唱など、幅広いキャリアを持つ。
FM徳島『酒とJAZZの日々』司会。WEBラジオ『ファドの時間』レギュラー出演。青山勇貴
ヴィオラ奏者
2023年主宰松岡に抜擢され、ファドの演奏者としてのキャリアをスタート。月本一史氏の指導のもと関西や四国を中心に活動。2025年には大阪・関西万博にてポルトガルパビリオンのレジデンスミュージシャンとして、53日間のステージを担当、サウジアラビア館・ベトナム館でも同国ミュージシャンとのコラボ演奏を行い、存在感を示した。
月本一史
外部講師・ギターラ奏者・ファド研究家
リスボン市ファド博物館公認のアンバサダー。古典ファドのギターラ奏者として世界的な腕前を持つ。徳島ファド会発足当時より外部講師を務める。大阪・関西万博2025では、ポルトガルパビリオンのレジデンスミュージシャンとして、105日間にわたって演奏。東京大阪では朝日カルチャーセンターなどでも講師を務めている。



